「エクラドネージュ」で知るアイドル白馬

DMMバヌーシーで、一口馬主になってみた」の続き。

「初めての一口馬主」体験記は「スマイルコレクター」のページで見られます。エクラドネージュは二頭目にして、最後の予定。

出資理由は「白いから」です。外見至上主義みたいな理由ですが、レアな白馬だから出資している人が大半のはず……。

葦毛も白くなりますが、最初から白いことに意義があるのでしょう……たぶん。1口0.5万円の4,000口募集なので、分配額は相当に低くなるでしょうね。その分? 下のようなポストカードが送られてきたり……。「採算度外視で、みんなで応援しよう」的なファンクラブです、もはや。

ポストカード

デビュー前に「ぬいぐるみ」

デビューが決まっていないのに、ぬいぐるみ化しました。

これが、アイドル系白馬の恐ろしさ……。ソダシに続く気満々です。何らかの理由でデビューできなくなったら、どうするんでしょう。私は心配です。

それはそれとして、早期特例登録馬にもなっている模様。

早期特例登録制度とは。

トレーニング・センターへの入厩および馬体検査をすることなく競走馬登録を行うことができる制度で、2016年より導入されたものです。

引用元:4.入厩(調教)(よくあるお問い合わせ):馬主の方へ JRA

これを書いている時点ではゲート試験すら行っていないので、わかっていることは少ないです。

知っているのは、誕生日は2022年2月22日という2づくし、ウアラネージュの初仔、ウンコの上に寝る、厩舎スタッフによれば適正距離は短距離~マイル、愛称はネジュ子、一緒に育ったのはオブシディアーナくらい。血統的には、白いメイケイエール。

全体的に白いので、左後一白なのかすら不明。一口やってる人の中には、走ると言われている左後一白を気にする人もいるようですが……。まぁ、「初仔」で検索すると「走らない」と出てくるので、左後一白を気にする人は その時点で出資しなさそう。

ゲート試験、合格

入厩が投稿されるくらいの特別待遇です。

ゲート試験は8月1日に突破。1回でクリアとは、賢そうですね。一緒に試験を受けた他厩舎からは、珍しい白毛に物見して出遅れたと文句を言われたそうな。

調教タイム:栗東Eダートコース 助手 栗Eダ 良 14.0 ゲートなり

調教師曰く、体力面の強化が必要なため、放牧を挟んでの秋デビューが目標。

バヌーシーで動画を見ている者からすると、「DDSP(軟口蓋背方(なんこうがいはいほう)変位(へんい))」が気になるわけですよ。いわゆる喉鳴り。

成長とともに改善される類の喉鳴りという説明がなされた動画がありましたが、結構な大きさのゼェゼェが聞こえるので、見るたびに心配になってくるんですよね。体力面の強化も、あれが治らないと本腰を入れられないだろうし……。

……って思っていたのに、トレセンでは喉鳴りしなかったらしい。代わりにというか、ナイラで熱発してました。腺疫といわれる伝染病で、若馬がかかりやすく、ほとんどの馬がかかる病気っぽい。ずっと見ていると、いろんな病気を知りますね。

 

デビュー

馬券

デビューは、11月30日の中山5R・2歳新馬。結果は7着。

スタート後、「前の方にいるなぁ~」と思っていたら先頭に立ち、逃げ続ける展開に。コーナーを回って少し経ってから、「これは抜かされるな」と思っていたら、あれよあれよという間に後続勢に抜かされて……。それでも、7着は粘った印象。

坂井瑠星騎手曰く、追ってからの反応がなかったらしい。息遣いがよくなかったともあったので、鳴りを潜めたとはいえ喉鳴りが気になりますね。

奥村豊調教師は、中山競馬場に到着した直後はナーバスになっていたと、報告を受けていた模様。『まだ瞬発力を出せないため、勝ち上がりを早めに狙うならダート1400mくらいがベスト』らしいです。

そういや芝・ダート問わずで、距離は1400くらいがベストと言っていたような。なもんで、こっちとら京都の芝1400で使うとばかり思っていました。まぁ、京都は阪神競馬場が改修工事の影響でロングラン開催になり、芝が荒れてるから避けたのかも……。ちなみに、翌日のメイクデビュー京都1,400メートル(芝・右)を勝利したのはランスオブカオスで調教師は奥村豊。こっちの方が強いから、出さなかったのね。

逃げる展開は、割と予想していました。ゲート試験で珍しい白毛に周りの馬が出遅れたとか、普段から先を走られるのを嫌がる素振りがあるとかあったので。問題は、しまいが甘くなること?

しかしまぁ、当たり前のようにデビュー戦の感想を書いていますが、競走馬としてデビューできない子もいるわけなので、これを書いている時点で運は悪くない。デビュー前にグッズ展開したクラブ側も、少しはホッとしているかも。

1口あたり分配額は、233円。12月6日の入金でした。

 

年次分配

12月26日には、クラブ法人年次還付483円が入金。

2024年の会費は月880円×12で、10,560円。

維持費は1月だけ365円。2~12月は175円。ということで、合計2,465円。

年次分配を含めた配当は、716円。

差し引き12,309円のマイナス。一口金額5,000円なので、支出は2万円には届いていない。4,000口なので、回収の見込みもなさそうですが……。まぁ、ファンクラブですからね。

これを書いている時点での懸念事項は、飼い葉を食わないこと。牝馬で体重が増えないというか、戻らないのは嫌な予感しかしない。メンタル的な問題で、早期引退なんて可能性が脳裏を……。

 

3歳未勝利 初ダートとタイムオーバー危機

馬券

2戦目は、3月8日の阪神1R・牝馬限定の3歳未勝利。初ダートです。

結果は15着。4番人気でブービー。パドック解説では長期の休み明けなのに、馬体重が増えていない点を指摘。というか、-6kgと落としていますね。

スタート後、前に行くもハナは取れなさそうな感じ。こりゃ、砂を被るなと思っていたら、コーナーを曲がる前に先頭との距離が開き始め、直線になるとズルズル後退。あまり追っていなかったような……。馬体重からして非力なイメージなので、パワーが要るダートはキツいのかも。

坂井瑠星騎手曰く、喉がヒューヒューと乾いた感じで鳴っていた模様。今日の感触では、適性は小回り平坦の芝1200mというイメージ。

奥村豊調教師は、「今日の結果を見るとダート適性がなかったという以外にありません」とのこと。これで芝1200のローカル勝負になった印象。言ったことを忘れなければ……って、坂井騎手はローカルに行くイメージないんだけど、次は乗り代わりかなぁ。

1着とのタイム差は3.8秒。タイムオーバーは、新馬競走以外の1,400メートル以下はダートコースで4秒。ギリギリやん。ちなみに、未勝利馬の出走できない期間はタイムオーバー1回目は1ヶ月間、2回目は2ヶ月間、3回目以上は3ヶ月。まぁ、普通に1ヶ月間くらい休みそうだけど。

馬の落ち着かない様子を見ていると、出資馬であるスマイルコレクターを思い出します。未勝利で終わったとはいえ、順位や出走回数的には今のところ彼女の方が優秀。

1口あたり分配額は、特別出走手当の113円。3月14日の入金でした。レース後は、チャンピオンヒルズが空いてなくて島上牧場に放牧。スマイルコレクターが繁殖牝馬入り前にいた牧場ですね。そのあと、チャンピオンヒルズへ。飼い葉食いがイマイチで、体重が増えてなさそうな感じ。胃潰瘍だと、食べたくないよね。下記リンク先のブログで「競走馬の70~90%が胃潰瘍にかかっている」とある通りなら、何事もなかったように食って太れるだけで才能。馬体がデカい牝馬は、それだけで優良物件?

 

3歳未勝利 芝戻り

馬券

3戦目は、5月25日の新潟1R・3歳未勝利。混合です。

結果は14着。9番人気で下から3番目。前走でも減っていたのに、今回-10kgと落としてガリガリな感じに。4月24日時点では馬体重431kgだったのに、410kgですよ。パドック映像が流れ始めたあたりで、オッズが上がる上がる……。4番人気くらいから9番人気へ。

スタート後、2枠4番の彼女を含め、内枠勢の出が悪い感じ。内の馬場が荒れてるから、外に出したかったのかも。道中は中段の内目を進み、最後の直線では伸びることなく沈んだ印象。

小沢大仁騎手曰く、距離は1200~1400mくらい。調教の感触からもっと動けてもいいとのこと。喉鳴りの言及がなく、割と前向きなコメントでした。そういう傾向のコメントをするタイプの人なのかな? 素人目には、あまり希望を持てる走りでは なかったような……。

奥村豊調教師は、「今回は勝負だと思って攻めたので、馬体重が減るのは仕方ない」とのこと。あれは絞った感じなんでしょうか。輸送で減ったとばかり……。段々、前向きさがなくなっているのを気にされているようです。

個人的には、馬体を見た瞬間に「出走できるんだろうか」と、馬体検査になる予感みたいなものが……。そういうこともあり、無事にレースが終わっただけで良かったような。

1口あたり分配額は、特別出走手当の113円。5月30日の入金でした。今後は、ファンタストクラブ・木村牧場に移動して、札幌での出走を目指すことに。チャンピオンヒルズに馬房の空きがなかったようで、放牧ケアという選択肢が取れなかった模様。輸送がダメなのか、北海道から本州に来た時も暴れてましたよね。なもんで、滞在競馬に一縷の望みを託す展開に。

厩舎への批判コメントを見る機会が増えましたが、普通に関西圏で芝を使ってよ……という気持ちは わからなくもない。ただ、いろんな馬を管理している側からすると、期待薄な子に手をかけたくないのかなと。二頭目の出資なので、これはスマイルコレクターで見た流れだなと、気性面がアレで体重が増えないとか、調教がしづらいとか見ていると思うわけですよ。

 

3歳未勝利 滞在競馬

馬券

4戦目は、7月27日の札幌2R・3歳未勝利。混合です。

結果は13着。7番人気でブービー。輸送がダメなのは明らかなので、今回は生まれ育った北海道のファンタストクラブ・木村牧場から札幌競馬場へ。そこでの滞在なのでプラス体重だけは確信していました。実際、432(+22)kgと大幅に戻っています。デビューの426kgから+6kgと考えると、何も成長していない感じですが……。

スタート後、3枠4番から前に行くものの、前に行く馬が多くて6番手に。コーナー通過順位1~5位で掲示板が埋まったように、開幕週の先行優位が顕著な馬場傾向でした。まぁ、重馬場でしたけども。

末脚が使えないというか、無いのはわかっていたので、ハナを取れなかった時点で下がっていくだけだなと思っていたら、その通りに。気性の問題で制御できない感じの情報を幾度も見てきたので、先行粘り込みを祈るしかないのですが、その先行力もパッとしないとなると、この辺が潮時でしょうか。半年以上前から、未勝利引退だろうなと思っていましたが……。

なお、前走が終わった後にバヌーシーのアプリが登場し、ホットラインという機能で情報を受け取るようになった模様。私はスマホを使わないので、見ていませんが……。あと、ホースマン情報局が更新されなくなりましたね。更新情報の掲載場所を集約したいのかな?

斎藤新騎手としては、今日の馬場は走りづらそう、馬体重が増えすぎていたのを馬自身が少し気にしていたという見解。奥村豊調教師は、今日の馬場で走れないと開催が進んで荒れていく札幌では難しい、短距離戦は節的に出走が難しい状況とあったので、引退させたい感じですね。

上の文章は、レース当日に書いたもの。で、ここからは7月30日の発表を受けての感想です。

ファンタストクラブ・木村牧場に放牧し、名古屋の川西毅厩舎に転厩して勝利を目指すそうです。「クラブとしてとにかく1勝させたい」とのこと。1勝では中央に戻れないので、年内の区切りがいいとこまでと推測。

いや、だって、引き落とし予定日時の連絡が25日に届いているもの。今月で引退したら、引き落としの変更作業が発生して、面倒そうじゃない。だから、ちょっと伸ばして、1月の保険料支払いの前に決断するはず。

しかしまぁ、この情報をパソコンで見る前に、同じ内容がSNSで投稿されていたので、アプリのホットラインの方が早いんでしょうね。更新が。

1口あたり分配額は、特別出走手当の113円。8月1日の入金でした。

 

C31組 C31

馬券

2025年12月18日 第19回 名古屋競馬 第1日

ダ1,500m 天候:晴 ダ:重 発走時刻12:55

結果は5着でした。枠は7枠10番。12頭立てでフルゲートなので、結構な外。

スタート後、他馬と比較して行き足がついていたので、これは逃げられると直感。それでも、よそ見をして左側を向くので、「前を見て」と思いながらの観戦。

騎手は抑えていた気がするけど、先頭のままカーブを曲がっていたので、久しぶりにレースをしているなぁ~というのが道中の感想。とはいえ、曲がり終わる辺りから手応えが怪しくなり、盛んに促されていたので、ズルズル下がっていくと確信。それでも、後から来る馬が少なかったからか、ギリギリ掲示板に残りました。先頭まで五馬身あるので、この距離では勝利には届かなそうだけども。

地方移籍で相手のレベルがダウンしたとはいえ、事前の調教師コメントからは不安しか感じられなかったので、ボロ負けしなかったことに安堵したのが正直なところ。

転厩後は、川西毅調教師が左前内側骨瘤のレントゲンと腱上部のエコーを依頼したり、キャニオンファーム土山で大幅に太ったり、そこの厩舎長が突然辞めたり、チャンピオンヒルズ小泉厩舎に戻ってダメだしされたりと、色々ありましたからね。

馬体重だけ見ても、9月は442kg、10月は460kg、11月は475kgをキープ。で、今回の地方デビュー戦は 452kg(+20)だけど、これは「飼葉は食べていますが、馬体重は減っています」な流れでの数字。キャニオンファーム土山では馬体を減らさないこと重視で、あまり走っていない感じなのが、小泉厩舎のコメント「前の牧場では体が増えるように乗っていたようで確かに体は増えていますが、体が増えるだけでは意味がなく、鍛えて締めて走れる体にするのが自分たちの仕事だと思うので、そう考えるとまだ動きが足らないです」から受け取れます。

川西毅調教師「まともな追い切りができていない中で馬体重が減っており、単純に難しい馬です。馬自身も何もわかっておらずただ走るだけ、競馬を知らずとにかく速く走るかけっこをしているような感じです。砂をかぶらないように逃げて、最後にどれだけ脚があるかという競馬になると思います。強気にはなれないですし、2回チャンスをいただき、どうなるかというところです」というコメントがあるだけに、年内引退だろうなと思いつつ、どこかにあった“ゆっくり育てなおして、6月復帰”は回避されたっぽいことにホッとしています。さすがに、クラブの馬でハルウララを目指されても困るし……。

それはそれとしても、パドック映像に映り込むバヌーシー・グッズを着用した人の多さよ。解説の「白馬だからカメラを持った人が多い」の言葉に、「口数の多い一口馬主の馬だからじゃないの?」と思った次第。

以上が、レース直後の感想。その後、レース後に調教師コメントで「次は距離を短縮して、1月1日の競馬に向かえたらと考えています」とあって「ファッ!?」な感じに。来年も現役となると、1月の保険料の支払いが発生しますね。「2回チャンスをいただき」とあったので、中1週で もう一回なら元旦になるので、よくよく考えれば地方だと普通かな。

あと、今回の1,500mは長い、もう一方の候補920mの方がいいと思っていたので、レースの抽選とかない感じで距離短縮を選べるの? と。まずは、ゆったりペースで復帰という狙いで、今回だけ距離延長したのかな? みたいに思ったり。

大畑慧悟騎手は「今回使ったことで次は上積みしかない。次は何とかなりそう」とのこと。力んでは、いたようですけどね。アレな突っ込みですが、調教師の「今日の走りなら光が見えました」に対しては、白いから眩しくて違う光も見たんじゃないのかという……。

1口あたり分配額は、愛馬会法人年次還付の138円、賞金以外の配当金登録10円。12月23日の入金でした。