大腸がん検診を受けてみた話

検便容器

住んでいる自治体から、栄養調査・胃がん検診・大腸がん検診の案内が届いたのが春先。栄養調査はアンケート用紙に記入して送るだけなので、ササッと片付けて「こうした方がいいですよ」みたいなアドバイスを貰いました。まぁ、読んでも すぐに忘れるような内容です。

胃がん検診と大腸がん検診は、「なんか、面倒そうだな」と思って会場に行きませんでした。特に、胃がん検診はバリウムの嫌な思い出があるので、心理的に「うわぁ」なところがあります。

それから日が経ち、大腸がん追加検診の案内が届き、「こっちだけなら」と思って行ってきました。と言っても、家で便を採取して渡しに行っただけですけど。

 

正しい大便の取り方

正しい大便の取り方

「うんこして、検便容器に入れるだけ」と思っていましたが、説明書を見たら思いのほか細かい。容器が2つあるので、2日分要るというのは、見ればわかります。

でも、1日目が青ラベル、2日目が赤ラベルと、そこまで決められていました。容器に日付を書かせるなら、別に色分けしないでも……と少し思ったり。でも、色分けした方が、検査しやすいのでしょう。

あと、検診日の3~4日以内に青ラベル分を、赤ラベル分は検診日の当日というのも、よく読まないと勘違いしてしまう気がしました。検診日の3~4日以内に2本と先に書かれると、赤ラベルは検診の前日でもいいような気がしません? そこで、読むのをやめていれば。

でもって、取った便は冷蔵庫か冷暗所で保管とあります。普通の家で冷暗所と呼べる場所は、床下収納とか戸棚の中あたり。それらは、食料を置くためのスペースだと、保存場所としては不適切。

 もちろん、冷蔵庫に「うんこ」を入れるのも、ちょっと抵抗があります。いくら容器に入っているとはいえ。なので、暑い夏場は避けて、秋から冬にかけて行うべき検査かも。それなら、家の廊下あたりで良さそうなので。

水洗用トレールペーパー

トレールペーパー

水洗用トレールペーパーは、水洗トイレで溜まっている水の上に敷いて使います。水が多いタイプのトイレなら、トイレットペーパーを浸し、その上に敷くことになります。もちろん、水洗用なので汲み取り式の便所は対象外。

使った感想を書きたいところですが、トレールペーパーの感触的に「詰まったら、嫌だなぁ」という不安が拭えず、これを使わずに採取することにしました。重ねたトイレットペーパーの上に便を落とし、それを便器の端に置いて取っています。

適度の量をこすり取り、容器の中に収めると、内部の液体と大便が混ざり、少し色が変わりました。あとは、採取した日時を記入して、指定された日に指定された場所に持っていくだけ。

大便の提出と結果

提出場所は、役所の施設のひとつ。そこに大便と健康保険証を持っていき、係に人に便を提出して、保険証を確認してもらったら終了。1分もかかりませんでした。他に提出者もいなかったし……。

結果

結果は圧着ハガキで届きました。圧着ハガキというのは、中面が見られないよう、糊付けされたタイプのこと。ハガキの到着は提出日から1ヶ月ちょっと。結果は陰性でした。気になるのは、ハガキにある作成日。着いた日の10日前だったので、結果が出てから送付するまで、結構かかるものなのだなと……。

 

こういった内容のものを書いていると、「人間ドッグを受けた方がいいかも」と思えてきます。大丈夫そうに見えて、ひっそり何かが進行しているかもしれないので……。

でも、ぶっちゃけ面倒くさい。人間ドッグとか、朝早くから一日がかりですしね。そりゃ、自宅で可能な検査キットが売れますよ。