キクラゲの成長記録

アラゲキクラゲの種駒を買い、榾木(ほたぎ)に打ち込んだ後の記録です。打ち込むまでの過程は「キクラゲの種駒を買ってみた」というページで書いています。

接種からの3ヵ月間

種駒を打ち込んで2週間

仮伏せ作業をしてから、約2週間後の写真です。特に変化は見られません。木を置いた場所は林の中なので、日差しの入り具合的に乾きにくい環境といえます。それでも、乾かないように水をかけていました。

白くなる種駒

接種から2ヵ月経ちそうな頃になると、白くなっている場所も出てきました。基本的には種駒が白くなる感じなのですが、種駒周りが白くなっている場所もあります。菌が根付くことを「活着」と言うらしいです。地面に直接つけるのはダメかと思い、木の下に竹を敷いていましたが、この時期に外して直に地面に接するようにしています。

開封後の種駒

先の写真から、2週間後のものです。この間、梅雨に入っていたのですが、特に何もしませんでした。地域によっては、梅雨入り前に本伏せにするそうですが、寒い地方で育てていることもあり、コモを被せた状態で寝かせていました。木の断面に変化が現れた時期でもあります。

本伏せ移行時期

木の断面が白くなった

接種から3ヶ月が経ちました。木の断面が白くなっているのがわかります。木によっては別の菌らしきものが繁殖しているのもあり、初めて菌を植えた者としては複雑な気分でした。

白くなる種駒

前の写真は種駒周りが白くなったものでしたが、こちらは種駒だけ白くなっているパターンです。同時期に打ち込んだヒラタケは、こんな感じで白くなっていました。

仮伏せして活着が確認できたら、本伏せに移行すると説明書にありました。目安として2~3ヶ月と書かれていましたが、それは暖地の場合だと判断して状態を維持しています。まぁ、木の数が少ないので、既に接地伏せ状態なんですが。

木が多い場合は よろい伏せにして、月に1~2度ほど原木を回転させるようです。暖地で早春に接種したものは、早ければ梅雨時期に発生するとか。発生すると、1~2週間で収穫可能で、3~4年は生えてくるらしいです。

冬越え

冬越えした榾木

キノコが生えてくる気配がないまま、冬が来ました。雪が降り積もって、春になって溶ける。そのあとの状態が写真のもの。まぁ、何も変わっていない感じですね。

直置きした榾木

先の写真は、竹の上に置いた榾木ですが、こちらは地面に直置きしたもの。白い箇所が広がっていますが、種駒と関係ない箇所のような……。

2年後の榾木

種駒を打ち込んでから2年。あまりに変化がないので、すっかり忘れていました。

たまに見に行くと、キクラゲじゃないキノコが生えていたり、榾木が雑草に覆われていたりと、望んでいない変化だけあるという……。

ずっと伏せていましたが、立てた方が“格好がつく”だろうと、1回目の冬越え後に「合掌伏せ」にしています。

2年後の榾木

ある日、キノコの夢を見たので、久しぶりにチェック。なんか、ウロコタケっぽいのがありました。