【詐欺メール】エラーが発生しました、今アカウントは利用できません。
無視するだけ。
Amazonを騙る詐欺メールです。タイトルだけ『異常な活動 - アカウントを保護して下さい。』にしたバージョンも確認しています。
『Amazonを更新できませんでした』と同様、「Аmazon お客様」という言葉が大好きなようです。
「Amazon」の「A」だけ全角なのも、更新できません系と同じ。
こうして見ると、日本語というのは扱うのが難しく、ある意味においてセキュリティに優れた言語かもしれません。
細かなところで、「変だ」と気付けるので。
詐欺EメールやSMSによくある内容
内容：Amazon.co.jp にご登録のアカウント（名前、パスワード、その他個人情報）の確認
対策例/注意事項：Amazon.co.jpではご登録のアカウント情報の開示をEメールやSMSで求めることはありません。
詐欺メールの本文
メールの本文は下記の通り。貼り付けると、全角文字と半角文字が混ざっているのに、気づきやすくなりますね。
お知らせは、『Amazonを更新できませんでした』と同じ文章です。
Аmazon お客様
Amazon支払いセキュリティシステムの更新。セキュリティの問題のために個人認証サービスの使用を開始する，個人情報を安全に保管する，必要な手順を続けてください。
サードパーティのクレジットカード詐欺を防止するために、同社は顧客に3D個人認証サービスの開始を要求し始めました。
引き続き使用できない場合は、クレジットカード会社にお問い合わせください。
確認用アカウント
なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします。
パスワードを変更した覚えがない場合は、至急(03)-5757-5252までお電話ください。
お知らせ:
パスワードは誰にも教えないでください。
個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
宜しくお願いします
Amazon Protection
Copyright @ 2019 Amazon Inc. 1 Infinite Loop、クパチーノ、CA 95014、All Rights Reserved。
「確認用アカウント」のリンク先は、「https://www.amazon.co.jp.803cc82d58e17bca7ac589c42c543885242b9.info/803cc82d58e17bca7ac589c42c543885242b9/amazon/signin.php?country=JP-Japan&lang=en」です。
最初の「amazon.co.jp」はサブドメインで、ドメインは「803cc82d58e17bca7ac589c42c543885242b9.info」です。「signin.php」に、パラメータとして「country=JP-Japan&lang=en」を持って行っていますが、国が日本で言語が英語って、何でしょうね。
電話番号が書いていますが、ここにかけても「現在、使われておりません」と言われるだけなので、「どんな詐欺業者が出るか、オラ、ワクワクすっぞ」とか、思わないように。
「jpnumber」という電話番号検索サイトの掲示板には、「（自称）アマゾンジャパンお客様センター」の架空請求詐欺とあります。気になる人は、見に行ってみてください。
⇒「電話番号03-5757-5252の詳細情報」へ移動
最後に「1 Infinite Loop、クパチーノ、CA 95014」とあります。この数字はカリフォルニア州の郵便番号です。
「1 Infinite Loop（Cupertino, CA 95014）」は、アップルストアがあるところです。たぶん、このメールの送り主は「Apple」の詐欺メールも送っているんでしょう。