「TRICE(トライス)」を食べてみた感想
「TRICE(トライス)」を食べてみた感想です。
TRICEは、米粉とトウモロコシを主原料にした食品で、見た目は「お米」そのもの。
お米のように炊飯器に入れ、水と一緒に炊いて作るのですが、お米に比べると糖質が77.9%OFF&カロリー40%OFF。お茶碗1杯分で、食物繊維がレタス9個分と、栄養素的には別もの。
販売してる人に訊いたところ、「糖質を抑えたいけど、お米を食べたい人」がリピートしているそうです。
「TRICE」のセット内容
TRICEは、袋に入っています。1袋で1合、150gです。
写真は、水を入れて炊く前の状態。まるで、精米後の お米のよう。非常に固い。
具と素
写真は、TRICE用の具と素です。
一般的な「炊き込みご飯の素」のように、TRICEと一緒に炊飯ジャーに入れ、炊き上げます。
写真は、「海鮮風炊き込みご飯」ですが、「お試しパック」には「ドライカレー」と「とり釜飯」も入っています。
※ 「素」は、シーズニングと書いている箇所も。
海鮮風炊き込みご飯の具
具材として入っているのは、しじみ、鮭など。まぁ、写真では「しじみ」しか確認できませんけどね。
海鮮風炊き込みご飯の素
素に入っているのは、ホタテエキスパウダー、エビエキスパウダー、粉末醤油、鰹節エキスなど。海の匂いと言いますか、しょっぱい感じの香りがします。
「TRICE」の炊き方
- 1.TRICEを炊飯器に入れます
- 2.水を250cc入れ、お米と混ぜます
- 3.具と素を入れ、軽く混ぜます
- 4.炊きます
写真は左から順に、TRICEを入れた状態、そこに水を入れて混ぜた状態、炊きあがった後です。
TRICEと水を混ぜた後に写真を撮っていたら、TRICEが底に張り付いて焦りました。一瞬、固まってしまったかと思いましたが、再度かき混ぜると、写真のような状態に。
まだ、お米同士がくっついていますが、このまま炊いても問題ないです。一番右のように、きちんと「ご飯」になります。
米粉とコーンスターチ由来成分の働きで、水を入れたときにくっつきますが、品質に問題はないそうです。そのまま炊飯するよう、パッケージの裏面に記載されています。
「TRICE」の感想
炊きあがると、写真のような感じになります。
見た目は「お米」そのものですが、素を使っているので、少し色が付いていますね。あと、しじみが見えます。
お米との比較
左は普通のお米、右がTRICEです。
見た目は似ていますが、口にするとTRICEの方が固い。TRICEは、固いのと、そうでもないのが混ざっている感じですが、全体的に固いですね。
基本、しっかり噛まないとダメな固さになります、少なくとも、指定された分量通りに作れば。
パラパラした感じなので、素を使わないなら、炒飯やピラフにした方がいいでしょう。
なお、成分を比較すると次の通り。
成分比較
栄養素 | TRICE | ご飯 |
---|---|---|
タンパク質 | 1.5g | 2.5g |
脂質 | 0.7g | 0.3g |
炭水化物 | 35.8g | 38.1g |
食物繊維 | 27.7g | 0.3g |
糖質 | 8.1g | 36.8g |
[水稲めし]精白米 うるち米(食品番号01088)
利用可能炭水化物:38.1
この数値は、炊飯後100gの成分です。
カロリーは、TRICEが100kcalで、ご飯が168kcalですが、単純に比較できません。
というのも、TRICEは難消化性でん粉を使用しているので、消化するのにも結構なカロリーを使うはずだから……。
「100kcalの物を食べたら、100kcalのエネルギーを得た」と思うかもしれませんが、そのエネルギーを得るための消化や吸収にも、エネルギーは使われています。
その辺のことを知りたい人は、「食事誘発性熱産生」を調べてみてください。タンパク質、糖質、脂質で、消費するエネルギー量が違うのがわかります。
つまり、数値以上にTRICEはカロリーを得られない。だって、消化するのにエネルギーを使うから、という話。
まぁ、食物繊維が多いので、消化できずに出るものも多い。そういう側面もありますけど。
「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」
食物繊維は消化されないのに対し、糖質は消化されてエネルギーとして吸収されます。
データは、AOAC方式で算出しています。
AOACは、Association of Official Agricultural Chemists の略。検査法の統一を目的に設立したアメリカにある団体の名称です。
おにぎり
おにぎりは、無理です。
握ったところで、粒が潰れないので固まりません。すぐにパラパラとこぼれてしまいます。
逆に言えば、押しても粒が潰れず、しっかりした状態が望ましい料理に向いてると言えます。
「TRICE」の口コミ
TRICEの販売元は、東京都台東区にある株式会社KBSコーポレーション。製造所は、群馬県の株式会社グンプンです。
楽天市場でも売っていますが、販売しているのは「株式会社トゥエンティーフォーセブン」というトレーニングジムや英会話教室を運営している会社。
販売価格は、1袋で500円、3袋で1,400円、10袋で4,000円。価格は税込みですが、送料は全国一律540円。具や素は、ついてません。
前に見れていた口コミは無くなりました。
公式サイト
この記事作成時の販売元:株式会社KBSコーポレーションサイトでは、素と具が付いたお試しセットが税別1,500円。セット内容は、TRICEが3袋、「ドライカレー」「とり釜飯」「海鮮用炊き込みごはん」の具と素が1セットずつ。送料は全国一律500円。
7パックセットだと税別2,800円、14パックだと4,900円。15パックで、具と素が5セットずつ付いたフレーバーセットは7,500円。こちらの送料は850円です。
ほかに、レンジで温めるだけの「冷凍ごはん4品セット」もあります。内訳は、TRICE100%ごはん、十六穀米ごはん、きのこピラフ、鮭パエリア。税別2,000円ですが、送料は1,150円。