香典の金額|とある家の記録

お葬式のイメージ写真

数年前に亡くなった身内の「香典受付簿(芳名録・芳名帳)」を見つけたので、実名を伏せて金額だけ書いてみました。

初めに断っておきますが、私は冠婚葬祭は疎いです。

疎いからこそ、そろそろ知っておくべきかと思い、こうして書いてみたわけです。誰かの参考になるかも しれないですし……。

 

香典の金額と分析

具体的な金額は、下表の通り。

最高額は50,000円で、最低額は1,500円でした。総計1,166,000円で、平均は9716.667円。

最高額は、いわゆる本家と、とある保険会社の社長になります。

最低額は、名前や住所を見ても、誰だか わかりません。

まぁ、故人とは10年以上 離れて暮らしていましたし、あまり関わりたくなかったので、よく知らないのです。

No. 金額(円)
1. 50,000
2. 30,000
3. 30,000
4. 30,000
5. 30,000
6. 30,000
7. 30,000
8. 30,000
9. 30,000
10. 30,000
11. 30,000
12. 30,000
13. 30,000
14. 30,000
15. 10,000
16. 5,000
17. 5,000
18. 15,000
19. 10,000
20. 10,000
21. 10,000
22. 10,000
23. 5,000
24. 5,000
25. 5,000
26. 5,000
27. 5,000
28. 5,000
29. 5,000
30. 5,000
31. 10,000
32. 5,000
33. 5,000
34. 5,000
35. 10,000
36. 5,000
37. 5,000
38. 5,000
39. 10,000
40. 5,000
41. 5,000
42. 5,000
43. 10,000
44. 5,000
45. 10,000
46. 5,000
47. 5,000
48. 50,000
49. 30,000
50. 3,000
51. 30,000
52. 10,000
53. 1,500
54. 1,500
55. 1,500
56. 1,500
57. 1,500
58. 1,500
59. 1,500
60. 1,500
61. 1,500
62. 1,500
63. 1,500
64. 1,500
65. 5,000
66. 5,000
67. 5,000
68. 10,000
69. 5,000
70. 5,000
71. 5,000
72. 5,000
73. 5,000
74. 5,000
75. 10,000
76. 5,000
77. 5,000
78. 5,000
79. 10,000
80. 10,000
81. 5,000
82. 5,000
83. 5,000
84. 5,000
85. 10,000
86. 5,000
87. 5,000
88. 5,000
89. 5,000
90. 10,000
91. 5,000
92. 10,000
93. 5,000
94. 5,000
95. 5,000
96. 5,000
97. 5,000
98. 5,000
99. 10,000
100. 5,000
101. 5,000
102. 5,000
103. 5,000
104. 5,000
105. 10,000
106. 5,000
107. 5,000
108. 5,000
109. 5,000
110. 10,000
111. 5,000
112. 10,000
113. 5,000
114. 5,000
115. 5,000
116. 5,000
117. 5,000
118. 5,000
119. 10,000
120. 5,000

 

香典の相場

関係性 金額(円)
自分の親(喪主以外) 50,000~100,000
自分の祖父母 10,000~30,000
自分の兄弟姉妹 30,000~50,000
配偶者の親 50,000~100,000
配偶者の祖父母 10,000~30,000
配偶者の兄弟姉妹 30,000~50,000
親戚のおじ・おば 10,000~20,000
そのほかの親戚 5,000~10,000
友人・知人 3,000~10,000
近所 3,000~5,000
職場関連 5,000
人

「偶数はダメだってよ」

人

「新札もダメみたいよ。っていうか、こういうのって、キャッシュレス決済が普及したら、消滅する風習じゃない?」

 

いずれ返す金

金額を記しておくのは、あとで返すためです。

「うちの爺様が亡くなったとき、もらった分だけ包むか」という話。面倒くさいですね。

その面倒くささは、親族が増えるほど、故人の人付き合いが多いほど、増していくわけです。

結婚したら、人間関係は ねずみ算式に増えます。まず、配偶者の家族や親戚、配偶者の友人や職場関連、そこに子どもが生まれれば……以下略。大変ですね。

ぼっちの葬式が、一番やりやすそう。

 

そのほかの記録

香典の金額以外に、献供、献花、弔電の記録もありました。

あと、初棚ですね。主に、額は5,000円。お菓子や献花という人もいました。

 

葬式の費用と流れ

香典の額をチェックしたついでに、葬式に関して調べてみました。私の地元の場合、葬儀社の選択肢がないので、ある会社に依頼します。

コースとしては、お通夜・告別式なしの安置・火葬プランから、生花祭壇を使うプランまで。金額は、180,000円~900,000円。

  • 安置・火葬のみ:180,000円
  • 家族葬:280,000円
  • 自宅葬:330,000円
  • 葬儀場の利用:430,000円から
  • 生花祭壇で:900,000円

葬儀の流れについて書くつもりでいましたが、いわゆる「骨葬」の地域なので、あまり意義はないと判断し、流れがわかる動画を上記の通り ご紹介。

とはいえ、亡くなったら、葬儀社に連絡。あとは、指示に従うだけ……。そんなもんですよね、きっと。

人

「とにかく、葬儀社に連絡だ」

人

「どこがいいのかしら?」

葬儀社選びに関しては、後述。

余談ですが、「全日本葬祭業協同組合連合会」という葬儀社の全国ネットワークがあります。

 

死亡診断書と死亡届

「亡くなった」と診断するのは医師の仕事なので、それまでは「亡くなった」ことに なりません。死亡診断も医療行為なので、勝手に診断できないのです。

だから、医師による確認が済んでいない遺体を「死亡」ではなく「心肺停止」と報道するわけですね。どう考えても、生きていない場合でも。

でもって、住んでいる自治体の役所に、死亡診断書と印鑑を持って行き、火葬許可証を受け取るわけですが、火葬場の利用料金は自治体で大きく異なっています。東京は高いですよ、アホみたいに。

新宿区の落合斎場で59,000円。これは、最上等 大人の金額になります。特別室だと107,500円。さらに上もあります。小型炉は32,300円ですが、こちらは子ども用。町屋、代々幡、四ツ木、桐ヶ谷、堀ノ内なども、この価格。

火葬料金 59,000円

引用元:料金 | 東京博善

これが隣の千葉に行くと、グッと安くなります。

千葉市斎場で市内6,000円。ただし、市外だと60,000円。千葉の価格帯としては、10,000円から15,000円くらいが多いでしょうか。

火葬施設使用料金 市内6,000円

引用元:千葉市斎場予約システム

埼玉だと、12歳以上の市内居住者が7,000円。市外居住者は56,000円。

相場的には、7,000円から10,000円くらいが多いでしょうか。

火葬場使用料(2019年10月1日現在) 市内居住者7,000円

引用元:【公認】浦和斎場ホームページ - 浦和斎場の利用料金について

火葬の費用に関しては、上記の通り。休憩室料金などは、含まれていません。

火葬許可証を取りに行く際に、死亡届を出すことになります。こちらは、故人が国内で亡くなったのなら、死亡を知った日から7日以内に提出となっています。

手続名 死亡届

手続根拠 戸籍法第86条,第87条

提出時期 死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡したときは,その事実を知った日から3か月以内)

引用元:法務省:死亡届

 

まとめ

小さなお葬式の資料

唐突ですが、まとめに入ります。

「葬式の流れ」を知るための動画を紹介しましたが、その動画をアップしているところで、「お葬式がよくわかるパンフレット」を無料で配布しています。上の写真が、実際に取り寄せたもの。金曜の夜に請求したら、月曜には届きました。

それを見れば済むという話……。私の苦労は、何だったんだ?

ちなみに、そちらは全国1,000社の葬儀社と提携していて、定額のわかりやすいプランを案内しています。なので、あの厄介な追加料金を取ってくるパターンにサヨナラできますし、葬儀社選びも楽。

健保別の「お葬式の給付金制度」にも触れていますし、生活保護受給者の「葬祭扶助制度」も書いています。さらに、自分が遺す側になった場合に使うエンディングノートも付いてくるという……。