オークリーサングラスの迷惑メール

OAKLEY版の迷惑メール

もはや、迷惑メールの定番となっているオークリーサングラスについて調べてみました。調べたと言っても、既に多くのサイトで実情は書かれているので、“中国発信のアカウント乗っ取り”“クレジットカード情報の抜き取り”以外のことに言及したいと思います。

Amazom版の迷惑メール

Amazomを騙ってメールを送り付けることもありますが、メールの文章は同じです。「今日限り活動特価2499円」で「三つを買うなら、配達無料」だから「お見逃しな」という変な日本語。

UNIQLO版の迷惑メール

ユニクロ版もありますが、やはり内容は同じ。普通、「配達無料」ではなく「送料無料」と書く気がしますが、配達と書きたい気持ちもわからないではないです。「お見逃しな」と途中で切れているのも気になりますが、「活動特価」ほどの引っかかりはありません。

【活動特価と何か】

誤字なのは わかりますが、どうして「活動特価」と書いたのか気になり、北京語の辞書を引いてみました。ピンインで言うと、「huo dong(huoのoで上げて、dongのoで下げる)」になります。意味は、運動する、体を動かす、奔走する、(目的達成に)働きかける……。辞書には簡体字で書いていますが、意味としては そんな感じ。

何というか、調べたところで意味不明ですね。メール文章からして、時間限定のセールなので、タイムセールのことかと思いましたが、それなら北京語的には「限時」と書きそうなもの。広東語なんでしょうかね。それとも、そういう用語があるのか……。

 

レイバン時代の迷惑メール

RayBan版の迷惑メール

今ではオークリーサングラス推しの迷惑メールですが、以前はRay-Ban(レイバン)のサングラス推しでした。なぜに、そこまでサングラスにこだわるのか不明ですが、そこも気になると言えば気になりますね。

Facebook版の迷惑メール

レイバンの迷惑メールでは、Facebookで繋がっている友人を装っているのもありました。「レイバン会社80周年の慈善活動、すべてのサングラスただ3499円」と、普段よこしているメールの「2,588円」より高いです。

 

なぜ、サングラスなのか

悪質なことをしている人間が、「サングラスをネタにしたのは、こういう理由だ」と言うことはないでしょうから、憶測で語るほかありません。たぶん、他の国の人に比べて、日本人はサングラスをしていないから、売れると思ったのではないでしょうか? 未開発市場だくらいの感覚で。

日本人の瞳の色は、濃い部類に入ります。欧米の人などは、虹彩の色が薄いので、目を守るためにサングラスをしていますが、日本人はファッション感覚で身に着けている人が多い気がします。

海外の人が日本のネオンが眩しすぎると言っている横で、平然とギラつくネオンを見ているわけですから、目を守るために買う必要はないのかも……。そのうえ、「目を見て話す」という礼儀があるので、目が見られなくなるサングラスは、悪い印象に繋がりやすいこともあるでしょう。まぁ、似合わない人も多いですしね。

【流通していない物を売る】

未開発市場のことを書いて思い出したのは、靴を履いたことが無い人たちに、靴は売れるのかというマーケティングの話です。あるセールスマンは、靴の便利さをアピールできれば売れると言い、別のセールスマンは履く文化が無いなら難しいと答えました。

この話には別の回答もありまして、儲けるなら靴はタダで配って、修理屋で儲けるというのがあります。良さを知らないと対価は払わないから、まずは知ってもらうことが第一。使い続けたいと思ってもらって初めて、商売になるみたいなこと。無料で携帯電話を配るみたいな展開ですね。