探偵会社の調査報告書を見てみた

探偵会社の調査報告書

とあるイベントで、探偵会社の調査報告書を見ました。

社名で言うと、株式会社MR。

「MR」と言っても、製薬会社の病院営業「Medical Representatives」じゃないです。「Mission Research」のMR。

探偵と聞くと、殺人事件で名推理するイメージの人も多いかもしれませんが、刑事事件は警察や検察が扱う案件です。

むしろ、民事が探偵の担当。依頼として多いのは浮気調査や人探しで、警察に頼むと「民事不介入」と言われる案件。人探しは、事件性次第かもしれませんが。

費用は決して安くありませんが、浮気調査などは元が取れるかも……。だってほら、離婚後の慰謝料の額に影響しますからね、相手が浮気していると。

ただ、探偵会社の人が言うところには、証拠を握っても「やり直したい」という人が多いのだとか。そういった方々には、MRが行っているカウンセリングは、痒い所に手が届くサービスかも。

民事不介入

警察権が民事紛争に介入するべきではないとする原則。

なので、捜索願を出しても、事件性がない人探しは後回しになることも?

生命にかかわる緊急の案件を扱っていたら、そっちを優先するのは当然ですよね。人員は限られていますし……。

ご家族等が行方不明者になられた場合は、すぐに110番をするか、警察署に届出てください。

・行方不明者が行方不明となった時における住所又は居所を管轄する警察署

・行方不明者が行方不明となった場所を管轄する警察署

・行方不明者届を届出る方の住所又は居所を管轄する警察署

届出の際は、行方不明者の写真、印鑑、関係資料(行方不明者の残したメモ、手紙等)をお持ちください。

引用元:行方不明者相談のご案内 警視庁

 

調査報告書の写真

調査報告書の写真

上の調査報告書の写真は、サンプル用に撮ったものでしょうから、「この二人は情事の後」ではないはず。

とはいえ、こんな感じに撮られるのが把握できる内容です。こういった写真が、報告書には何枚もありました。

文章もあったのですが、写真のインパクトが強くて、ちょっと覚えていません……。

こういった証拠の有効期限は3年間です。浮気の場合は、1回だけでは継続性を証明できないので、2回は現場をおさえたいところ。

できれば、ラブホテルに入ってほしいですね。ビジネスホテルだと、「打ち合わせ」と言って逃げられる可能性もあるので。

証拠写真の撮り方

撮影機材

プリントアウトしているので写真と書きましたが、実際には映像として撮っていた気がします。

上の写真は、MRで使用している機材です。注目してほしいのは、赤丸の箇所。近くにライターがあるので、あまり大きくないのがわかります。

隠しカメラ

この尖がりは、小型カメラです。

バッグなどに穴を開け、そこから尖端が出るようにすれば、バッチリ録画できます。

隠しカメラからの映像

上の写真は、尖端にあるレンズで撮っている映像になります。

いやぁ、怖いですね……。

余談ですが、映像などは加工できるものなので、状態によっては証拠とならないケースも。刑事事件にドライブレコーダーの映像を証拠で出したら、参考資料扱いだった的な……。

 

探偵会社の仕事

探偵会社の仕事というか、調査依頼の種類としては、以下のような事例があります。

  • 社内不正の監視
  • 採用時の素行や行動調査
  • 盗聴・盗撮器の発見調査
  • 反社会的勢力の調査
  • ネット上の業務妨害の調査
  • SNS等での誹謗中傷の調査

一番多いのは浮気調査で、近年では男性からの依頼が増えているとか……。つまり、女性が浮気しているケースが多くなったということ。

3組に1組が別れているんだから、妻の浮気が増えても不思議はないですね。

ただ、厚生労働省の『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」』を見ると、再婚率って結構 高いんですよ。

2007年から2011年のデータによると、30歳代前半までの離婚なら、男性の再婚率は35%を超えています。なお、期間は離婚して5年以内。傾向として、夫の方が妻より再婚率は高いです。

3組に1組が別れているけど、これって再婚カップルも含まれている……。そう、改めて思いました。離婚のデータは、初婚か再婚かで分かれていないので。

初婚か再婚かで分かれていませんが、判決離婚、和解離婚、調停離婚と、その種類は分かれています。総じて、裁判離婚と言うみたいですけど。

離婚のデータは、厚生労働省の『平成21年度「離婚に関する統計」』を参考にしています。

動画に写ってる賞状

上の動画では、幾つか賞状が映っています。おそらく、「最優秀探偵社賞」「特別功労賞」でしょう。

賞は、NPO法人 日本家族問題相談連盟から贈られるものです。主に、恋愛や結婚絡みの助言や支援をしている団体で、カウンセラーの養成学校も運営しています。

上記の団体のほかに、社団法人 日本調査業協会にもMRは加盟しています。内閣総理大臣の許可を受け、警察庁を所管官庁とする全国組織です。探偵業務認定試験を実施しているところでもあります。

興信所との違い

「興信所(こうしんじょ)」は、企業や個人の信用調査をする機関です。

興信所と探偵会社の違いは、名前くらいですかね。

だって、1950年創業の「帝国興信所」のサイトでも、「総合探偵社」って書いてるくらいだもの……。

MRでも、探偵社と同列に興信所ってあるし。

こころテラス

MRでは、独自のカウンセラー担当制度を導入していて、24時間365日 電話対応しています。対応するのは、一般社団法人 日本ライフメンター協会が認定したカウンセラーです。

この協会の代表理事は岡田真弓さん。MRの創業者兼代表取締役と同じです。「岡田真弓の未来相談室」というラジオ番組も同じ人。

彼女が運営する会社には、こころテラス株式会社もあります。カウンセリングの方法は、電話、対面、ビデオカウンセリング。

こちらの在籍カウンセラーはMRと同じなので、もう探偵業の依頼ないけど、引き続きカウンセリングしてほしい場合は、こころテラスで……。