幸運を引き寄せる音楽|ソルフェジオ周波数がヤバい

幸運について調べていたら、「幸運を引き寄せる音楽」というキーワードを発見。youtube 効果、ユーチューブ、効果、ダウンロード、hizumiとあったので、まずは「hizumi」というアカウントをチェック。

これは、ヤバい……

○癌に効果のあるソルフェジオ周波数

○風邪から癌まで治す・NK細胞が活発・免疫力がパワーアップ!インフルエンザや全ての病気を予防しよう。治癒力向上

○寝ている間に癌細胞を死滅させ、細胞を正常に回復し免疫力を向上・かなり強力

○あらゆる病気を治す・風邪から癌にまで効果あり・私はこの周波数で末期癌を克服しました!あらゆる病気の治療から予防まで素晴らしい効果

引用元:《超大開運》宇宙パワー全開の周波数4096hz×432Hz×528Hz 宇宙意識と繋がり幸運を引き寄せよう・邪気を払い運気上昇!金運・恋愛運・仕事運・願望実現・クリスタルチューナー音響入り!

どの辺がヤバいのかと言いますと……。

音楽CDの場合、単にメロディを聴くというレベルであれば、薬事法等は関係ないですが(たとえば「ベートーベンの音楽は心地よくてガンも治る」ということは薬事法上問題ありません)、音の物理的な刺激(音波など)が身体に作用するというロジックであれば薬事法等が適用されます。

引用元:音楽と映像でリラックスと能力開発を行なう雑品について | 薬事法ドットコム

という危ないラインを攻めている辺りですかね。

 

ソルフェジオ周波数

先の音楽も「ソルフェジオ周波数」がウリでした。

この手の音楽は「Amazon」にもありまして、「Amazon Music」で「ソルフェジオ」というワードで検索すると、次のような曲が出てきます。

「60Hz がん・腫瘍の癒し」「528Hz 細胞の修復」「963Hz 自己の超越」「70Hz 自律神経障害・うつ病の癒し」「42Hz 頭痛・認知症の癒し」「96Hz 腰痛・子宮疾患の癒し」「936Hz 松果体の活性化」「528Hz 細胞の修復」「639Hz 人間関係の修復」などなど。

なお、Amazonのプライム会員になると無料で聴けます。

どんな感じの音かというと、換気扇の作動音っぽい感じ。ホワイトノイズマシンにも、入ってますね。こういうの。

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周波数

1秒間に振動する回数のこと。

周波数の単位は「Hz(ヘルツ)」で、1Hzで毎秒1回を意味します。

人の聴覚は、20Hzから20,000Hzくらいまでで、個人差が大きいです。歳を取ると高い音が聞き取りづらくなるので、モスキート音による年齢チェックが開発されたのでしょう。

振動がゆっくりだと低い音、速いと高い音になります。音以外に、電波や光でも「Hz」という単位が使用されています。

人

「会いたくて震えるのが速くなると、声が高くなるのね」

 

9つの周波数

ソルフェジオ周波数には、9つの周波数があるそうです。その効果の違いは、下記の通り。

  • 拡大の「174Hz」
  • 促進の「285Hz」
  • 解放の「396Hz」
  • 変化の「417Hz」
  • 修復の「528Hz」
  • 調和の「639Hz」
  • 表現の「741Hz」
  • 直感の「852Hz」
  • 宇宙と繋がる「956Hz」
人

「宗教臭くて、オラ、ワクワクすっぞ」

人

「ソルフェジオ周波数は、ほとんどの曲に含まれてるそうよ」

 

科学的な根拠

ソルフェジオ周波数は誰が言い出したのかを調べると、レオナルド・G・ホロヴィッツという名前が出てきます。

『ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz 人間をコントロールする「国際標準音」に隠された謀略』という書籍の著者です。まぁ、読んだことないですけど、陰謀論っぽくて気になります。

ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz 人間をコントロールする「国際標準音」に隠された謀略() (超知ライブラリー 73)

いまの国際標準音A=440Hzは1939年に、ある隠された思惑のもとに決められたもの。A=440Hzから、A=444Hz(C=528Hz)へ。「愛の周波数528」がもたらす驚異のパワー。

引用元:ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz

人

「遺伝生科学者が、DNAの修復に528を使うんだってばよ」

人

「ソルフェジオ周波数を分解すると、カバラ数秘術になるそうよ」

読んでいないので何とも言えませんが、科学的な根拠があるなら その実験なり、論文が出てきそうなもの……。まぁ、見つけられなかったんですけどね。

 

幸運を引き寄せる音

「で、幸運の引き寄せは?」というと、上の動画の音楽。

「幸運 ソルフェジオ周波数」で検索すると、528Hzが多く出てきます。「修復の528Hz」ですね。それとも「愛の周波数528Hz」の方がいいでしょうか。

言い方は何にせよ、ソルフェジオ周波数界における「幸運を引き寄せる音楽」は、「528Hz」の音と言えそうです。

528Hzの真実

 

引き寄せの法則

「幸運を引き寄せる」と書くと、「引き寄せの法則」を語りたくなる人もいるでしょう。

「ザ・シークレット」がどうの、映画の「Change」がどうの……。ということで、まずは科学的な側面から、引き寄せの法則を見てみましょう。

ニューヨーク大学心理学教授のガブリエル・エッティンゲンは、欲しいものを夢に思い描くだけで、実現の可能性が高まるといった類の説に猜疑的だった。

そこで、同氏は研究を重ね、自分の考えが正しいことを証明した。実際、彼女は十二分に正しかった。夢見ることは、あなたの望みを実現しないばかりか、欲しいものを手に入れるチャンスをに遠ざけてしまう。

<中略>

人間の脳は、幻想と現実を見分けるのが得意でないことが、明らかにされている。何かを夢見ると、脳の灰白質はすでに望みのものを手に入れたと勘違いしてしまうので、自分を奮い立たせ、目標を成し遂げるのに必要な資源を集結させなくなってしまう。そのかわりにリラックスしてしまうのだ。

引用元:残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

はい、終了。

人

「この学者が わかってないだけよ、信じれば願いは叶うのよ。キーッ!」

人

「信じても、叶わなかったぞ。モテる妄想ばかりしてきたけど、その妄想で満足するから、モテなかった。理屈は合ってる」

人

「アンタがモテないのは、キモいからでしょ!」

余談ですが、人間の心理には わかりやすい説明ほど「正しい」と思ってしまう「処理流暢性」があるそうです。

また、矛盾する情報を抱えたとき、人は不快感を覚えます。これを「認知的不協和」と言い、“新しく入ってきた考え方を否定する”方が楽だと言われています。

ということは、最初に知ったのが“わかりやすい誤情報”なら、それを信じ続けてしまうのも無理はない……。

それこそ、脳に関する研究が進むことで、かつての定説は否定されていますが、情報を更新していない人は“新しい考え”を否定するだけでしょう。

 

幸運を引き寄せる科学

先の本には、以下のようなことも……。

ハートフォードシャー大学の心理学教授のリチャード・ワイズマンは「運のいい人」と「運の悪い人」を対象に調査を行い、両者の人生に異なる成果をもたらすのは まったくの偶然か、不気味な力か、それとも何か本質的な違いなのかを検証した。その結果、運は単なる幸運でも超常現象でもなく、その人の選択によるところが大きいことが明らかになった。

1000人以上の被験者を調査したところ、ワイズマンは、運のいい人の性質を発見した。彼らは、新しい経験を積極的に受け入れ、外交的で、あまり神経質でないことが示されたのだ。<中略>

ワイズマンは「ラック・スクール」という別の実験を試みた。運が悪い人を、運がいい人のように行動するよう指導したら、幸運な人と同じ成果を得られるだろうかというものだ。結果は<以下略>

引用元:残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

詳しくは、本で……。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

幸運には前兆がある

幸運について調べていると、「幸運の前兆」という単語も多く目にしました。

サイン、手相、夢、めじろ、現象、雲……。前兆を幾つかピックアップすると、次のような感じ。

  • カニを食べる夢
  • てんとう虫が家に入る夢
  • トイレの夢
  • 鳥の糞が落ちてくる
  • 鳥が来る(ヒヨドリ、メジロ)
  • 朝に蜘蛛を見る
  • 彩雲
  • 日暈
  • 爪に白い点

彩雲は、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象だそうです。「彩雲国物語」も、この彩雲なんでしょうか。

日暈は、太陽の周りに光の輪が生じること。月の周りにできたら、月暈。地震の予兆って話もあるけど……。

爪の白い斑点は、爪甲白斑症のことではありません。亜鉛不足も、たぶん違います。なぜか出て、消えるヤツのことなんでしょう。

まぁ、なんか迷信に近いものや、語呂的な縁起を担いだ感じのが多く見られたので、前兆のサインはサラッと流します。てんとう虫なんて、害虫……おっと、やめておきましょう。

 

幸運を呼ぶ画像

音楽や前兆以外では、幸運の絵画や画像も見受けられました。待ち受け画像にすると、幸運を呼ぶ。そう言われていたのが、明治神宮の「清正の井戸」です。今も、言われてるんでしょうか……。

こういうのって、時間が経つと「実は、よくない」とか、「××だと、逆効果らしい」みたいな説が出てきます。

その幸運アイテムの信者が、アンチを説得するために、幸運になれなかった原因は他にあると、犯人探しをした結果かもしれませんね。

まぁ、縁起なんて、そんなもの。ラッキーナンバーと言えば、日本だと「7」でしょうけど、中国だと末広がりの「8」で、タイやベトナムは「9」といった具合。

流れ星だって、願い事をする国もあれば、誰かの死を暗示しているとする地域もあります。月にウサギがいる国もあれば、バケツを運ぶ少女、カニ、本を読む老婆、吠えるライオンと様々。同じものでも、こんなにも捉え方が違うという話です。

良いも悪いも気分次第とまでは言いませんが、見方一つで認識が変わるのに、そのもの自体に何かあると思うのは……。そう書いて締めると、幸運を呼ぶ画像の情報に期待して読んだ人はガッカリすると思うので、絵の話を少し。

「RINBENさんの描いた絵を手にした人が、幸せになった」とか。

 

まとめ

何が幸せかは、人それぞれ。

それなら、幸運も人それぞれ。

……かもね。