ココロの診断書 ~それいけ!!ココロジーの心理テスト~
昔、ゲームセンターでやった心理テストの結果を見つけたので、どんなものだったか振り返ってみました。この心理テストの用紙は、バラエティ番組「それいけ!!ココロジー」のヒットを受け、セガが作ったアーケードゲーム機のものになります。
番組のことは何一つ記憶にないのですが、心理テストを流行らせた番組のようです。ここで言う心理テストとは、便宜上そう言っているだけで、心理学上の心理テストとは異なります。
心理学を学んだ際に、テレビで取り扱われている心理テストは、心理学的には心理テストと呼べない。心理学は行動の科学であり、統計によって優位性が示される云々と聞かされたので、一応 断っておきます。
確か、幾つかの質問に答えると、結果がプリントアウトされるゲーム機だったはず。なんで、これをやったのかは覚えていませんが、改めて読んでみると酷い内容です。その文章が……。画像はクリックすると大きくなります。
ココロの診断書
恋するココロ(上級編)『トロピカルアイランド』
結果に『初夜を迎えたときの気持ち』がありますが、これは全年齢対象のゲーム機です。時代ですかねぇ……。「尊敬できる異性とだけ交際し……」という一文には思わず苦笑。あまりに違い過ぎて……。にしても、結婚するのが前提ですね、この文章。
恋するココロ(初級編)『ジェットコースター』
アドバイスが酷い。友人のノロケ話でも聞いて、本当の恋に目覚めてください……って、どこから突っ込んだらいいのだろうか。ノロケ話で本当の恋? そもそも、何をもって本当なのか。適当に書くにも、ほどがある……。
恋するココロ(初級編)『喫茶店で…』
「子供のような女性がおすすめ」という結果を出された当時、私は子供でした。嫌いなタイプの「ジーンズ姿の吉田栄作風学生」って……。栄作コーデがSNSで話題になるなんて、1992年に心理テストを作ってた人は想像してないだろうな。
ホントのココロ『表窓』
コンプレックスを抱いていない人の方が珍しいので、誰にでも当てはまりそうな書き方。素直になれない部分って、みんな少なからずあるし。バーナム効果狙いか。しかし、容姿に自信のない人が勉強を~っていうのは、ステレオタイプな感じがしますね。
ホントのココロ『仕事のココロ』
「真の心のふれあい」って何でしょうね。「偽りの心のふれあい」もあるんでしょうか、何をもってして「真」なのかと思ってしまいます。「世間は」という言い方をしても、実質 その人の意見でしかないように、「本当の」とか「真の」も書き手が考えるところの「物事の本質」なんでしょうけど。
ホントのココロ『むかしむかし…』
性格やライフスタイルが素直で自然って……。ちょっと前に、真逆の結果を見たような気がするんだけど、気のせいでしょうか。ちなみに、シンデレラって前の継母を殺してるんだよね。
ホントのココロ『脱出!』
アドバイスが、どうしようもない。これと真逆のアドバイスもあったような……。矛盾とか気にせずに、やっつけ仕事をしたんじゃなかろうか。まぁ、同じ人が複数のテストをやるって想定してないのかも。
まとめ
何というか、無駄遣いしてますね。あと、「それいけ×ココロジー」という心理テストが載ってる本や家庭用のゲームソフトもあります。血液型でああだこうだいうのと大差ない代物ですが、話題づくりにはいいのかもしれません。
当時のことを思い出しながら書いたのですが、確かテレビでは富田 隆氏がよく出てきて、心理テストの解釈して出演者がリアクションする展開が多かった気がします。今だと、診断系サイトの結果にSNSでコメントするのが、ノリとしては近いでしょうか。
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