ハピタスを使ってみた|ポイントの2重取りで節約

ハピタスの利用

ハピタスを使ってみたというか、そこそこ長いこと使っているので、利用時の流れを まとめてみました。ハピタス自体の解説は最後にあります。

まず、ハピタスに登録してログインします。次に、利用するサービスを選びます。ハピタスの提携先は色々ありますが、今回は楽天市場を例に説明します。

楽天市場だったら、ハピタスのトップページや急上昇ワードにリンクがあるので、それをクリックします。

ハピタス経由で楽天市場へ

ハピタス内にある楽天市場の情報ページに移動しますので、「ポイントを貯める」ボタンを押します。すると、楽天市場に行くので、あとは欲しいものを買うだけ。ただし、移動先で商品レビューを見ると、ポイントが貯まりません。理由は後述。

ハピタスで判定中

ハピタス経由で買い物をすると、通帳ページに内容が記載されます。注文した時点での状態は「判定中」で、確定日として書かれてある日数以内に、そのポイントの判定が下されます。要は、注文のキャンセルや不正注文がないか、チェックしている期間です。

ハピタスのメール

ポイントの判定結果が出ると、『[ハピタス]ポイント判定結果のお知らせ』という件名のメールが届きます。楽天市場の場合は、商品購入で1%のハピタス ポイントが付き、他サイトのポイントと交換できます。交換対象には楽天ポイントもあるので、普通に楽天市場で買うよりも1%多く貯められることになります。なので、2重取りで節約可能というわけです。

 

ポイントサイトの仕組み

ハピタスは、いわゆるポイントサイトです。知らない人の為に書くと、会員登録を済ませたユーザーがポイントサイト経由で「商品を購入」「アンケートに回答」「サービスを利用」することで、その行動に応じたポイントが付与される仕組みのサイトです。

ポイントサイトで貯めたポイントは、他のポイントや電子マネー、ギフト券と交換できます。サービスの利用というのは、資料の請求やカードの発行、アプリのダウンロードなど。

利用者側からすれば、無料で使えてポイントが貯められるお得なサイト。逆に、サイト運営側から見れば、利用者にポイントを付与して、サイトの更新や管理を行っていることになります。

一見すると、何も得をしていないように思えますが、利益を確保できないなら誰も運営しません。ポイントサイトの収入源は、広告宣伝費にあります。提携先として表示される企業から広告宣伝費を受け取り、その一部をポイントとして利用者に還元しているのです。

言うなれば、アフィリエイト。アフィリエイトは、自分のサイトに掲載した広告経由で商品が売れると報酬が発生するものです。それを企業がやっていて、利用者にポイント還元しているだけのこと。

なお、どの広告経由で売れたのかを判断するのに、Cookie(クッキー)というファイルが使われています。ハピタス経由で楽天市場に行くと、「ハピタス経由で来たよ」というCookieが残されるので、購入時に「ハピタス経由で物が売れた」と記録できます。

先に、楽天市場で商品レビューを見ると、ハピタスのポイントが貯まらないと書いたのは、このCookie が上書きされてしまうからです。「ハピタス経由で売れた」ではなく、「レビュー経由で売れた」になるということ。楽天アフィリエイトの1つとして、商品レビューがあります。レビュー経由で売れたら、レビューを書いた人に報酬が発生するので、ハピタスのポイントは発生しないのです。

 

ハピタスの危険性

ポイントサイトの仕組みを知れば、別に怪しくもないのですが、知らない人にとっては「うまい話には訳がある」的に、「危険じゃないか」と思えて仕方ないのでしょう。ハピタスで検索すると、関連キーワードに「危険性」なんて言葉が出ます。

おそらく、そういった懸念を払拭するために、「日本インターネットポイント協議会(JIPC)」ができたのでしょう。この団体は、インターネットポイント・サービスが信頼され、利用者の利益を損なうことがないようにすることを活動方針としています。

設立は2007年で、株式会社VOYAGE GROUPの宇佐美氏が会長、株式会社DNPソーシャルリンクの広瀬氏が副会長を務めています。個人情報保護、会員の不正問題、会計処理基準、ポイント交換基準のガイドラインを作成しています。

2018/4/1現在で、参加企業は16社。ハピタスを運営している「株式会社オズビジョン」も加盟しています。なお、その他の加盟企業は次の通り。

GMOメディア株式会社、株式会社オープンスマイル、ファイブゲート株式会社、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社、株式会社ネットマイル、ライフティ株式会社、インフォニア株式会社、ブルーチップ株式会社、株式会社VOYAGE GROUP、株式会社VOYAGE MARKETING、株式会社ライフメディア、株式会社ちょびリッチ、ジー・プラン株式会社、グリーンスタンプ株式会社、株式会社DNPソーシャルリンク。

ポイントサイトは、大勢の個人情報を扱うことになるので、「危険性」を判断する1つの指標として、“プライバシーマークの有無”があります。個人情報保護法の点からいえば、6ヶ月以上継続して5,001件以上の個人情報を有している事業者は、プライバシーマークを取得しないといけません。

発表されている利用者数、運営期間をチェックして、先の条件に当てはまっているのに、サイト上にプライバシーマークが無いのは要注意となります。幸い、ハピタスにはプライバシーマークが表示されています。ハピタスを運営している「株式会社オズビジョン」のプライバシーマーク登録番号は17001077。有効期間満了日は平成32年3月18日と、ROBINSのサイバー法人台帳で確認できます。

ということで、プライバシーマークが無かったり、ガイドラインなどを用意せずに運営しているところに比べれば、危険性は少ないと言えるのかもしれません。

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