写真ケーキ工房ハナビシについて

「たまに写真がプリントされたケーキを見るけど、どうやって作っているんだろう？　どこで頼めるんだろう？」と思い、ちょっと調べてみました。

幾つも写真ケーキのお店はありますが、日本初の写真ケーキのネット販売は「写真ケーキ工房ハナビシ」だそうです。「写真ケーキ工房ハナビシ」は、有限会社はなびしが運営するネット通販専門店です。ハナビシのサイトでは、1999年から写真ケーキを取り扱っています。

生ケーキの通販は冷凍が多いようですが、ハナビシのケーキは冷蔵で届きます。冷凍で届いた場合、解凍に約1日かかるタイプもあるので、安さとスピード宅配だけ追い求めてもダメそうですね。

せっかくのケーキも、良い具合に解凍できないと美味しくありません。下手をしたらフルーツがジャム状になったり、解凍時に崩れない缶詰フルーツが使用されていたりするので。

あと、「美味しそう」と思ってネット注文したら、「店頭受け取りのみ」という場合も……。特に、生のイチゴを使ったケーキなんかは、ネットでは注文受付だけで、ショップに取りに行くパターンが珍しくありません。その点でも、生のイチゴを使ったケーキが冷蔵で届く「ハナビシ」は貴重かも。

写真ケーキは可食プリンターを使って、可食シートに可食インクでプリントしています。要は食べれるインクを使って、食べれるシートに印刷してますよ、ということ。

違う言葉を使うなら、でんぷん質のシートに食紅で色付けしているから食べられるのです。この食べられるシートは「エディブルペーパー」という名前で売っていて、Amazonでも購入できますが、価格が25枚入りで1万円を超えています。こりゃ、自分で作るより買った方が安いですね。

株式会社SO-KENから出ている「可食インクジェットフードプリンタ（TPW-105ED）」は4万円台。そのインクも1万円台なので、自作するとなると「気軽に」とはいきません。お金に余裕があるなら別でしょうけど、使用頻度を考えると高い買い物ですよね……。

ハナビシの写真ケーキは4～5人用の5号で4,000円、10～12人用の7号で5,900円です。この金額は生クリーム仕上げの場合で、ガナッシュクリーム仕上げだと少し高くなります。さらに値が張りますが、可食花を添えたスペシャル版、イチゴのせ版、パーティー用の大型版だともあります。ケーキにメッセージを入れることも可能です。

送料は配送地で変わりますが、だいたい1,000円くらいです。南東北から愛知辺りまでは900円、北東北と関西は1,000円、四国・中国地方が1,100円といった具合。都内にあるショップなので、東京から離れるほど高くなります。

生ケーキを冷蔵で東京から発送する都合上、鮮度を保つために配達は本州と四国のみ。北海道・九州・沖縄の方は対象外となります。下の画像をクリックすると、ハナビシの公式サイトに移動します。

ハナビシのサイトには「お客様写真集」があるのですが、そこを見て「こういう用途があるんだ」と感心しました。好きな芸能人や漫画のキャラを印刷した写真ケーキで、その人やキャラの誕生日を祝うオフ会があるんですね。

私には趣味で繋がる仲間がいないので、羨ましく感じました。知り合いは同級生や元同僚、飲み屋の常連くらいですからね。もちろん、お子さんの写真を印刷している方もいらっしゃいました。

注文の流れは次の通り。写真ケーキなので、使用する写真は撮影済みという前提で進めます。納期は代引きなら4日以上前、先払いも振り込みの確認に時間がかかるので、1週間は余裕をみて注文してほしいようです。急な注文は要電話相談。

写真は画像ファイルを専用フォームから送ってもいいですし、メールで送るのもＯＫ。現像した写真や紙に書いたイラストを使う場合は、折り目が付かないように郵送します。

画像を郵送した場合は、解像度300dpiでスキャンして使用されますが、スキャナーを持っている人なら自分で取り込んで、メールで送った方が早く安く仕上がるとか。

周りにイチゴをのせるイチゴトッピングタイプの場合、写真がのるスペースが少なくなるので、ケーキの大きさ-6cm。直径18cmの6号なら、12cmくらいになります。

余談ですが、この何号というのは尺貫法が由来だとか。丸型のホールケーキの直径は何寸という場合、1寸は約3cmなので5号なら15cmといった具合に計算できます。