古着衛門について

「古着衛門」について調べてみました。

買ったけど着てない服があるので、どこかに売ろうと探していたところ、「使用感のある衣類・ノーブランドの衣類なども大歓迎」「ウルトラマン基金へ寄付」という他店では見ない文言を目にし、気になったのが調べたキッカケ。

まずは、運営者情報から確認しました。

運営者情報

運営:株式会社エモングループ

所在地:埼玉県北足立郡伊奈町小室5346-1

設立:2012年

代表者:森谷 勇人

電話番号:048-812-5127

買取をしているので、古物商許可証が必要ですが、きちんと取っているようです。埼玉県公安委員会古物商許可証:第431320028407号とあり、埼玉県公安委員会のサイトでは、平成25年3月29日に更新されたのが載ってます。

「古着衛門」のほかに、「買い取り衛門」というブランド衣類、バッグ、靴、貴金属、アクセサリーの買取をしてるサイトも運営しています。ノーブランドは古着衛門、ブランド品は買い取り衛門という区分けでしょう。

古着衛門の評判&口コミ

検索時に出てくる「Google のクチコミ」を見ると、次のような評判のが多いですね。

人

「安くて、シニア向けが多い。探せば、掘り出し物が見つかる」

人

「古着だけど、匂いは気にならない」

中には、オーナーが返信している口コミもあります。その返信では「他店では買い取ってもらえない衣類の重量買取がお得」とあります。

海外リユース&リサイクル目的のショップなので、「買い取ってもらえないけど、捨てるのもなぁ……」という人向けなんでしょう。もちろん、大量に送ること前提で。

 

買取金額と販売価格

 

動画を見ればわかりますが、衣類は「1kg=最大30円」で買い取っています。これは店頭での話なので、宅配の場合は寄付になります。寄付された品物は、1kgあたり5円換算で、ウルトラマン基金へ寄付されます。送料は送り主持ちなので、着払いは不可。逆に言えば、だから安く販売できるのでしょう。

販売価格の例としては、薄手トップスが300円、厚手トップス&婦人ボトムスが600円、アウター&紳士ボトムスが1,000円、キッズ服は200円均一。会員登録するだけで5%引きになり、セール情報がメールで届きます。取り扱いは、婦人服の方が多い印象。浴衣やスーツもあります。

※ 法人、ショップ、大量衣類処分の個人の場合、出張買取もしています。

古着衛門は、こんな人向け

どこも買い取ってくれない衣類を捨てられない人、捨てたくない人向けのショップでしょう。海外&国内でリユース・リサイクルしてくれるので、資源を有効活用した人向けとも言えます。

震災の被災地支援のために設立された「ウルトラマン基金」へ寄付にも繋がるので、被災地に着なくなった服を送り付けるなら、断然こっちでしょう。ただでさえ大変なところに、処理に困るものを送って手間を増やすのは考えものですしね。

 

なぜ、同業他社のリンクがあるのか

「古着衛門」のサイトには、「もったいない本舗」「ブックステーション」「RINKAN」「古着買取王国」といった買取をしている同業他社のサイトへのリンクが貼られています。

「もったいない本舗」「ブックステーション」は本やDVDなので、商材的には被りませんが、「RINKAN」や「古着買取王国」は同じ衣類の買取サイト。ライバルの宣伝をして、何の得があるのかと思う人もいるでしょう。

ズバリ、これらはアフィリエイトのリンクです。広告画像にカーソルを合わせると、「ck.jp.ap.valuecommerce.com」から始まるアドレスが表示されます。これはアフィリエイト・サービス・プロバイダ「バリューコマース」経由のリンクであることを意味し、リンクを踏んだ先で購入したりすると、報酬が発生する仕組みになっています。

成果報酬型広告と呼ばれるものなので、怪しい類の画像では ありません。紙媒体の雑誌や看板の広告は、出稿する際に費用を支払い、その効果は測定が難しいですが、成果報酬型広告は成果に応じて報酬という名の費用を支払います。そういう意味では、費用対効果のいい広告手法と言えるでしょう。

法人が同業他社へのアフィリエイトリンクを用いるのは珍しいですが、そういった形で報酬を得ないと寄付型の買取店舗の運営は厳しいのかもしれません。数百円で服を売っているわけですからね。経費や手間を考えると、切なくなります。